神戸市須磨区にある昭和4年築の洋館の改修と修復の設計にとりかかりました
神戸大学工学部の前身、国立神戸工業高等学校建築学科で教授をされていた方の設計だそうです
和室もある、和洋折衷の間取りと外観の構成です
施主様のお母様=設計された教授の娘さんが、「お父様の教えていた学校の生徒さんに」とおっしゃっていただいたそうで、私のところへの依頼。ご縁ですね~。
設計された教授の御写真も拝見し・・・・責任重大のお仕事が本格的にスタートです
|
この写真は、かつてピアノが置かれていたという洋室
この窓べで、綺麗に着飾ったお嬢様がピアノを弾いていたのでしょうか・・・
目を閉じて、情景と、静かなノクターンの旋律を想い浮かべてみました
|
これは、ナカコの力作 外装検討用模型と 内装検討用模型です
先ほどの窓辺には、スタンウエインのグランドピアノが置かれる予定です
また、美しい音色と美しい情景がこの家に・・・・って
一人で、また空想に浸ってしまいます
こちらの外壁は「ドイツ壁」と言われる、左官屋さんが、ササラで色モルタルを飛ばして吹きつけ、小さなコテで抑えるという、昭和初期にみられた工法を使っているので、忠実に再現してみたいと思うのですが・・・・
職人さんが居るのか・・・と、コストの問題ですね~~~
梅雨明けに着工し今年の年末の完成を目標に工事をすすめてゆきます
完成し、来年の春、美しい桜並木に復活したこのお屋敷が映える姿を目指して・・・・
というお話を
明石海岸と神戸元町の設計事務所「スペースプロ」から御伝えしました
|