おしゃれな建築設計だけが一級建築士の仕事ではありません

長期優良住宅へのとりくみ

当事務所では、長期優良住宅の性能評価申請に取り組んでおります。

 

小野市 H様邸
2010年5月竣工

明石西二見 T様邸
2010年5月竣工

長期優良住宅の技術的性能基準

劣化対策 木が腐らないような処置、点検がしやすい床下空間の確保 耐震性 建築基準法で定められた耐震強度の25パーセント以上の強度 維持管理 給排水管の点検・交換が容易 バリアフリー 高齢者に使いやすいドアや水周り 省エネルギー 断熱材や窓は断熱性能が高いものを使用 居住環境 まちなみ・景観にふさわしい(※) 住戸面積 75㎡以上(※) 維持保全 計画を作成し、10年に一度以上は点検を行う(※) ※ の事項については、性能評価審査はありません。

設計と長期優良住宅申請の流れ

長期優良住宅の適応を希望する旨を明確にお伝えください 長期優良住宅の補助が受けられる団体等に加盟している工務店数社に「補助枠の情報と時期について」確認を行います。(国の補助は直接工務店や施主個人に対して補助認定を行うのではなく、「団体」に対して「件数の枠」を定めて実施されます) この情報から、設計工程、申請時期の目標を決め設計業務をすすめます。 設計打合わせを行い設計図面作成します(補助金の枠を確保できる工務店に見積もり依頼し、発注先を決定します) 性能評価(耐震性、省エネルギー)について専用ソフトにより検証します 通常の建築確認申請書類、図面を作成して建築確認審査機関に提出します 建築確認審査機関等の指導による修正を反映させて、性能評価審査資料を作成、提出します。 設計性能評価審査に合格したのち知事に申請を行い、認定番号を受けます 着工後は、工務店が加盟している団体が契約している性能評価審査機関から検査員が現場での検査を詳細に行います。もちろん、当事務所での監理は並行して実施します。

長期優良住宅にするメリット

建築費の初期投資費用や申請費用が通常より多く必要な長期優良住宅ですが、設計から工事施工までの性能と品質の審査や検査が厳格に行われるため、「大きな安心」を手にできるメリットがあります。 そのほかにも、次のような経済的メリットがあります。

再販価格(中古価格)の安定と光熱費の低減

これから長期優良住宅が増え、世間に周知されるようになりますと、「長期優良住宅」 がひとつのブランドとなる時代が到来すると予測されます。また、断熱性が高いため、冷暖房に使われる光熱費が約4割節約でき、CO2削減にも大きな効果があります。

住宅ローン減税

もっとも単純な比較では、「居住開始年が平成22年で、5000万円のローンを組んだ場合」。一般住宅ですと控除率は1.0%で50万円。長期優良住宅では、 1. 2%なので60万円と控除期間の10年間で100万円の差がつきます。 もっと詳しい情報は[住まいの情報発信局へ]

住宅ローン利率優遇(優良住宅取得支援制度[フラット35S])

35年間金利固定のフラット35ですが、超長期優良住宅は20年間、長期優良住宅は10年間、マイナス0.3%の金利優遇が受けられます。 SBI住宅ローンの場合、金利2.82%は10年または20年間2.52%となります。

その他税金の優遇

登録免許税、不動産取得税、固定資産税の優遇も受けられます。 もっと詳しい情報は[住まいの情報発信局へ]

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