兵庫県産木材を使おう。

土砂崩れと林業の今。

近年、温暖化とともに異常気象による自然災害が多数ニュースでも見受けられるようになりました。

それに伴う土砂災害もごく身近なものとなり、自然災害だから仕方がないのではなく、どのような状態か災害を引き起こすのか、私達の職業としてなにか力になれないかを考え、この度、林業の現状と兵庫県の木材の今を知る機会として兵庫県主催の「兵庫県産材木材」利用拡大現地見学会へ参加してきました。

間伐の重要性と土砂崩れが起きにくい元気な山のイメージ

適度に間伐(密集した木を間引きする事)された山は木々の間から光がこぼれ、下草がたくさん生えている状態です。木の根っこが十分に広がり、土をつなぎ、地滑りをなくします。これが間伐がされない山になると木々はやせ細り、根っこも少なく地滑りしやすい状態をおこします。なので間伐した木で家を建て、たくさん木を使い自然災害もなくしていこうと現在、国や自治体が動いています。一般的なイメージでは木を使い過ぎると自然破壊のように思われます。けれども木を使わなすぎることもまた自然のサイクルを崩す要因となるのです。

 

現在の流通具合

現在は外産材(外国から輸入した木)が流通のほどんどを占め、国産材の流通状況はあまり良くない状態です。

それは国産材が外産材にくらべ、木の切り方ひとつとっても、平地に近い所の木を伐採する外産材に比べ国産材は斜面から伐採することによる手間と労力もかかり、なかなかコストを抑えられない事が原因にあります。

 

住宅への活かし方(兵庫県産材を使用した住宅ローンがあります。)

兵庫県の山から切り出された木材はまず木材市場へ運び込まれ、選定作業が行われた後、丸太の状態で買われ、プレカット工場へと運びこまれます。

そこで丸太を加工し、ざまざまな土台・梁・柱・その他住宅建材へと変化します。その後各家庭の設計図を元にプレカット図を作成し、継手や仕口の加工を施し、

皆さまの家が建てられる現場へと運びこまれ、組み立てが行われます。

 

 

 

兵庫県産の木材を使用した住宅を建築される方に「兵庫県」と「金融機関」が協力してできた

「兵庫県の木造住宅ローン」があります。

住宅を建てられる際、ふるさとの為にも1度ご検討してみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

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