まずは、一級建築士のしごと内容を知ってみませんか？

「まちなみ住宅」への取組み＝「豊かで楽しいまち」にしたい

当事務所がコンセプトづくりからコラボレーションを組み、提案作成した新しいかたちの宅地分譲です。

＊傾斜地での宅地開発スタディ模型（眺望とまちなみを確認します）

将来の住環境保全に配慮した宅地分譲への取組み

利益優先の宅地開発、マンション建設がすすみ、「坪単価２５万より」の廉価住宅の商業展開によって、日本の街はどこに行っても同じように「陳腐化」が急速にすすんでいます。
そして、その理屈で街が更新されてゆけば、地方は「どこにでもある貧相な東京圏」と同じになってしまいます。
私は、阪神、播磨地域の文化的に豊かな暮らしをベースに良好なバランスで構成されているまちなみが、「貧相」になって行くことに大きな危機感を持っています。
まちに魅力がなくなったその結果は、若者の東京圏への流出というかたちで進むことが想像できます。
「自分が育ったまち」が魅力を失えば、収入面での優劣が暮らすまちの選択と暮らしの設計に大きく影響するのも当然でしょう。
そのような思いから、「地域のまちなみを大切にしたい」という共通意識を持つ建設会社の社長様と出会い、話し合いを重ねました。
その結果、姫路市広畑区高浜２丁目で８区画（旭ホームズ株式会社　桝社長が担当）、明石市大久保町西脇に２区画（日置建設株式会社　日置社長が担当）について分譲時から「まちなみ景観と完成以降の環境の保全」をプログラムに組み、各建設会社から宅地販売を開始いたしました。
なお、このプロジェクトでは計画の趣旨を十分に理解しているそれぞれの建設会社社長自らが担当者となって、皆様のご相談にあたる体制をとり、真摯に取り組んでまいります。