洋館住宅改修工事

昭和4年完成のお家の復元再生です。

神戸市須磨区にある昭和4年築の洋館の改修と修復の設計にとりかかりました
 
神戸大学工学部の前身、国立神戸工業高等学校建築学科で教授をされていた方の設計だそうです
和室もある、和洋折衷の間取りと外観の構成です
外壁は「ドイツ壁」と言われる、左官屋さんが、ササラで色モルタルを飛ばして吹きつけ、小さなコテで抑えるという、昭和初期にみられた工法を使われていました。
 
施主様のお母様=設計された教授の娘さんが、「お父様の教えていた学校の生徒さんに」とおっしゃっていただいたそうで、私のところへの依頼。ご縁ですね。
 
設計された教授の御写真も拝見し・・・・責任重大のお仕事がスタートです。
 
昭和40年代のリフォーム工事で少し雰囲気が変わってしまっている部分もありましたが、

 

残っていた天井の意匠を再現し、壁は創建当時の雰囲気の漆喰塗料塗りに。

外装検討用模型と 内装検討用に模型を製作し、試行錯誤を重ねながらようやく完成です。

かつてピアノが置かれていたという洋室ではスタンウエインのグランドピアノが置かれる予定です

また、美しい音色と美しい情景がこの家にやってきます。
 
「なんか、とっても素敵になって、おばあちゃんも喜ぶわ~~」と施主様のお褒めの言葉
 
長い間、建築士という仕事をやってきて・・・そろそろ32年目・・・
 
施主様に喜んでいただき、心の底からこちらも「ありがたい~」って言葉が聞こえてくるような
 
とっても楽しいお仕事でした。