「愛媛モクテナー」始動!

愛媛県今治市のたかとり建築工房さんと
今治の波頭クンとワタシの共同プロジェクトで愛媛県の県産材利用促進事業で補助金認定を受けた
「愛媛モクテナー」・・・いよいよ、大島のたかとりさんの工場で組み立てが始まりました
目的は愛媛県でも南部地域に津波被害が想定されている、東南海地震が起きたときに、被災者応急仮設住宅の提案なんですよ
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                   写真撮影は 建築工房たかとり株式会社さんです
 
       2m×5mの箱型をいくつか連結させて、小規模住宅や事務所、店舗、コテージなどに
   
       使っていこうというものです
 
実はこの企画、2012年に
カナダ政府の東日本大震災の復興支援プロジェクト募集で「カナダ材を使った復興屋台」を提案しました。
石巻市の立町(たちまち)という町名の土地に敷地を提供してくれる方がいたので
「たちまち復興 石巻屋台!」ってネーミングで、こりゃ~行ける!!っと出したのですが、落選でした~~
 
まあ、落選したんですが
そのとき「待てよ~~これは、菜園付き住宅とか、茶室とかいろいろ使えそ~~」とか想いは巡り、企画を温めてきました
 
 その後、昨年1月に内閣府の「仮設住宅のこれからを考える報告書」に、応急仮設住宅の将来的な転用や恒久住宅としての再利用の検討が必要・・・ということが示され、
 そのすぐ後昨年の3月に、四国地方整備局から「内閣府の報告書を受けて」の中で地域生産型仮設住宅の必要性」という文書が発表され、
 組み立て、接合、離合、運搬、再利用・・・・と、地元調達がつながりました。
 そこに、愛媛県では植林後60年を経過し105角材なら十分にとれ木造建設材となる杉・ヒノキが成長し、消費を増やさなければならないという必要とされている時期だったのです。
 「森林の新陳代謝と林業振興」、「防災と被災地地元復興」・・・・
二つの命題に応えたプロジェクト「愛媛モクテナー」です
 
来週の11日と12日はワタシも今治大島で床、壁、天井の取り付け作業です
 
3月はじめに3連結した30㎡モデルをお披露目の予定です。乞うご期待!!
 
明石海岸と神戸元町の設計事務所「スペースプロ」から御伝えしました

 

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